2015年12月03日

走行中の新幹線で緊急訓練 テロリスト逃走想定 神奈川県警など

来年開催の伊勢志摩サミットや2020年東京五輪・パラリンピックなどを見据え、県警と警視庁などは2日、走行中の東海道新幹線を使った合同緊急配備訓練を全国で初めて実施した。今年6月に起きた東海道新幹線の放火事件では乗客1人が犠牲になるなど、公共交通機関を標的にしたテロへの懸念が高まっており、今後、日本の“大動脈”での対策を強化する。

訓練では、JR東京駅に爆破物を仕掛けたテロリストの男2人が東海道新幹線で逃走したと想定。警視庁から、神奈川県に逃走したとの無線連絡を受け、県警が新横浜駅や小田原駅に緊急配備を敷いた。

新横浜駅では1人の身柄を確保。所持品が爆発物と判明し、県警の爆発物処理班が重機で処理するといった訓練を実施した。

新幹線車内で火を付けようとしたもう1人を同乗中の警官が取り押さえて小田原駅で下車させ、乗客を安全に誘導する訓練も行った。

県警通信指令課長の宮崎哲也警視は「テロ情勢が緊迫する中、これまでに例を見ない規模で訓練ができた。有事に備えるため万全を期したい」と述べた。

訓練に参加したJR東海新幹線鉄道事業本部の野島孝浩総務課長は「各地区の警察と協力しながら、東海道新幹線の安全・安定輸送を確保したい」と語った。

焼身自殺事件は6月30日に発生し、新横浜−小田原間を走行中にライターでガソリンに着火した男と、居合わせた乗客の女性が死亡した。

産経新聞 2015年12月3日
posted by terrorism at 10:39| Comment(0) | ニュース
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